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高橋 明 Akira Takahashi

ヴァイオリン製作家の中に芸術家肌のタイプがあるとしたら、高橋氏のような方を指すのでしょう。13歳にして製作と演奏を同時に始めたという高橋氏は、ヴァイオリン演奏においても、かなりの腕前を持っています。

楽器のモデルは様々で、緻密な計算のもとに製作されるストラディヴァリモデルだけでなく、有名なパガニーニのグアルネリ、「カノン砲」のフルコピー、珍しいサント・セラフィンモデルなども過去に製作しています。製作家としての実力は、菊田氏と栄冠を分け合った2007年チャイコフスキーコンクールにおけるシルバーメダルが実証しています。

高橋氏の楽器は、非常に甘美なロマンティックな音色をもっています。 宮地楽器小金井店では高橋氏の作品の製作予約を受付中です。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

プロフィールProfile

1970年
大阪府枚方市に生まれる。
13歳の時にヴァイオリンに魅せられ、演奏と製作を同時に始める
1986年
第1号のヴァイオリンを独学で作り上げる。
2000年
勤めていた会社を退職し、イタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校に3年生として編入。
2003年
同校を卒業。マエストロ サンドロ・アジナリ氏のもとで研修。
2005年
第1回ルビー国際ヴァイオリン製作コンクール(チェコ)にて優勝と同時に 最優秀技術特別賞を受賞する。
2007年
第2回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第5位入賞。
同年 第13回チャイコフスキーコンクール(ロシア)ヴァイオリン製作部門に参加、第2位シルバーメダル受賞。
2009年
2009年 第3回ピゾーニェ弦楽器製作コンクール(イタリア)プロ部門に参加、第1位受賞。
2010年
第4回ピゾーニェ弦楽器製作コンクール(イタリア)プロ部門のヴィオラ部門に参加、第1位受賞。
2011年
第4回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第2位シルバーメダル受賞。同時に、最優秀技術特別賞を受賞。
2013年
第5回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、 第1位ゴールドメダル受賞。
2014年
ミッテンヴァルト国際弦楽器製作コンクール(ドイツ)ヴィオラ部門第4位入賞。
2019年
フィレンツェ国際弦楽器製作コンクールヴァイオリン部門第1位受賞。
2021年
第16回クレモナ・トリエンナーレにおいて、ALI(イタリア弦楽器製作者協会)特別賞を受賞。
2021年
第12回ピゾーニェ国際弦楽器製作コンクール(イタリア)プロ部門に参加、チェロにて第1位受賞。ヴァイオリンで第2位受賞。

店頭展示品

高橋 明たかはし あきら

ヴァイオリン
1,650,000円(税込)

ストラディヴァリの名器、『Dancla』(ダンクラ)をモデルとした高橋明氏の最新作。やや細身の美しいプロポーションが印象的で、明るく品のある音色が特徴です。オールマイティーで、オーケストラから室内楽まで、活躍の場を選ばない作品と言えるでしょう。

製作地 Cremona
製作年 2022年
ボディサイズ 355mm
鑑定書 製作証明書

過去の作品