宮地楽器

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菊田 浩 Hiroshi Kikuta

菊田氏は、宮地楽器にとって格別の製作家です。
今までにあった出来事の中で特に印象が深いのは、やはり2006年のヴィエニアフスキーコンクールでの日本人としての初優勝、そして2007年のチャイコフスキーコンクールでのゴールドメダルでしょう。

菊田氏の楽器の大きな特徴は、その音のスケールの大きさと奥深さです。製作された時点だけでなく、遠い将来を見据えた楽器であると言えます。

宮地楽器では、一人でも多くのお客様に、菊田氏の作品をご提供したいと願っております。小金井店には常時試奏品の用意がございますので、ぜひ一度菊田氏のヴァイオリンの音色をお試しください。

プロフィールProfile

1961年
愛知県名古屋市に生まれる。
クラシック音楽のミクサーとしてNHKに20年間勤務。コンサートホールでのオーケストラ録音などを担当し、銘器と呼ばれる楽器に数多く出会い、その音色に魅せられる。
1996年
ヴァイオリン製作を開始。
現代クレモナ派のスタイルを追求するなかでニコラ・ラッザリ氏の楽器に出会い、大きく影響を受ける。
2001年
イタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校の3年生に編入。
巨匠ジオ・バッタ・モラッシー氏の直弟子の二人、ロレンツォ・マルキ氏とニコラ・ラッザリ氏に師事。
2004年
同校を首席で卒業。同時にフェラローニ財団より最優秀卒業生として表彰され、奨学金を授与される。
2005年
第1回ルビー国際ヴァイオリン製作コンクール(チェコ)に参加、第4位入賞。
2006年
第1回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、 第5位入賞。
同年 第11回ヴィエニアフスキー国際ヴァイオリン製作コンクール(ポーランド)に参加、 優勝と同時に最優秀音響賞受賞。
2007年
第13回チャイコフスキーコンクール(ロシア)ヴァイオリン製作部門に参加、 第1位ゴールドメダル受賞。
2012年
第13回トリエンナーレ国際弦楽器製作コンクール(クレモナ)に参加、ヴィオラ部門で第5位入賞。
2013年
第5回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第3位ブロンズメダル受賞。同時に最優秀技術賞とA.L.I.賞を受賞。

店頭展示品

菊田 浩きくた ひろし

ヴァイオリン
非売品(店頭見本品)

クレモナで活躍する菊田氏の展示見本品であり、2021年のクレモナ・トリエンナーレにおいて好成績を収めた作品です。通常の作品と違い、表板が一枚板、裏板が二枚板というやや変則的な仕様となっておりますが、パーフェクトな木工、精緻な仕上げ、そして最大の特徴である美しい光沢を放つニスなど、菊田氏の20年ものクレモナでの創作活動が凝縮された一本と言えるでしょう。多くの皆様の試奏をお待ちしております。

製作地 Cremona
製作年 2021年
ボディサイズ 355mm

製作注文予約受付中

納品時想定価格(2022年6月現在)

ヴァイオリン
2,000,000円 + 税
ヴィオラ
2,400,000円 + 税

※価格や納期など詳しくは
お問い合わせください。

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