宮地楽器

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根本 和音 Kazune Nemoto

15歳という若さで単身イタリアへやってきた根本氏を、周囲は驚きをもって迎えました。しかし、30歳でトリエンナーレを制覇するまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。一流の製作家となるための技術はもちろん、様々なジャンルの周辺知識、メンタリティ、人間性を育んだのは、国立製作学校時代からの恩師、Massimo Ardoli氏や現在の工房共同経営者・Francesco Toto氏であり、さらにはクレモナの街の人々すべてが若い彼を支えたと言っても良いでしょう。

根本氏の作品作りは材料の選定段階から極めて入念に行われ、細部まで精密に作られていながら、常に手作りのテイストが生きていることが特徴です。パワーに満ちた音色ながら、新作特有の鋭さを感じさせない温かみを持っています。

宮地楽器では、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロともすべてオーダーメイドという形で製作予約を受け付けております。 ヴァイオリンに関しては常に試奏作品を展示しておりますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。

プロフィールProfile

1991年
千葉県に生まれる。
2007年
短期楽弓製作コースを受講。リード・ハドソン氏より弓製作を学ぶ。同年中学卒業後、単独15歳で渡伊。 イタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校へ入校。製作をMassimo Ardoli氏( マッシモ・アルドリ)に習う。
2010年
Massimo Ardoli氏の工房で研修を開始する。
2012年
クレモナ国立弦楽器製作学校を卒業。
2014年
第8回ANLAI弦楽器製作コンクールGiovani部門でヴァイオリンが3位、4位入賞 ヴィオラが4位入賞。
2015年
第9回ANLAI弦楽器製作コンクールLibero部門でヴァイオリンが2位入賞。
2016年
第10回ANLAI 弦楽器製作コンクールLibero部門で特別パーソナライズ賞を受賞。
2018年
Francesco Toto氏(フランチェスコ・トト)の元でアシスタントを開始、同時に自身もプロとして新作楽器製作。
2019年 9月
フィレンツェ国際弦楽器製作コンクールチェロ部門第1位受賞。
2021年 9月
第16回クレモナ・トリエンナーレのチェロ部門において、日本人初となる第1位ゴールドメダルを受賞
日本人の優勝は39年ぶりの快挙。

店頭展示品

根本 和音ねもと かずね

ヴァイオリン
非売品(店頭見本品)

2022年作の展示見本品。ストラディヴァリの1709年、『グレフューレ』のモデルを採用し、広がりのある堂々としたボディデザインです。新作らしい明るく爽やかな音色で、弾き込むごとに味わいを増していく作品です。顎当ては根本氏の自作、糸巻やテールピースも特注品という、使い勝手を重視している点も注目です。

製作年 2022年
ボディサイズ 355mm
鑑定書 製作証明書

製作注文予約受付中

《 完全受注生産 》
Violin、Viola、Cello
いずれも完全受注生産

※詳しくはお問い合わせください

過去の作品