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2025.01.16

床の防音

マンションでのトラブルの原因の一つは、やはり騒音です。特に、階下への足音は想像以上に伝わってしまうものです。

音には、空気が振動して伝わる「空気伝播音」と床や壁、天井などが振動することで伝わる「固体伝播音」の2種類があります。床を伝わる足音は後者に該当しますが、この「固体伝播音」は防音が難しいことも特徴の一つです。では、どのような対策が必要になるのでしょうか。

【床はどうやってできているの?】

マンションの床の工法は、大きく分けて「直床工法」と「二重床工法」の2種類があり、比較的新しいマンションでは「二重床工法」が使われることが多いと言われています。

「直床工法」とは、コンクリートの床に直接フローリングなどの仕上げ材を貼る工法です。一方で「二重床工法」とは、コンクリートの床の上に断熱材や床下地材、支柱ボルトなどを入れることで、床を2重にする工法です。さらに、「二重床工法」はコンクリートの上に根太と呼ばれる角材を敷く「根太床工法」、支柱ボルトを設置して床を上げる「置床工法」、コンクリートと仕上げ床の間に断熱材を敷いてモルタルや床下地材で挟む「浮床工法」の3種類に分類されます。

【二重床は防音に優れている?】

二重床は床も分厚くなり防音性能がよさそうですが、必ずしもそうとは限りません。

床を伝わる衝撃音には「軽量床衝撃音」と呼ばれるスプーンを落としたような軽く高い音と、「重量床衝撃音」と呼ばれる素足で歩いたり飛び跳ねた時のような鈍く低い音の2種類があります。

二重床は「軽量床衝撃音」に対しては比較的有効とされていますが、「重量床衝撃音」に対してはコンクリートの床と仕上げ床の間の空気層がバネとなり、音が増幅されてしまう「太鼓現象」が起きる場合があります。

【床の防音対策】

「軽量床衝撃音」は防振カーペットを敷くなどで、比較的簡単に対策が可能です。対して「重量床衝撃音」は、それだけでは不十分です。もちろん、コンクリートの床を厚くすることができればよいのですが、そうもいきませんので、防振カーペットの下にさらに厚めの防振ゴムマットを敷くことをおすすめします。

【ヤマハアビテックスの床工法】

さて、ここまで防振カーペットや防振マットを使った対策を紹介しましたが、ヤマハアビテックスにも当然防振対策がされています。

ヤマハアビテックスのユニットタイプの床には、あらかじめ最適に計算された配置で防振ゴムが設置されており、これによりお部屋の床への振動を絶縁することが可能です。また、中間の空気層には吸音材が入っており、「太鼓現象」も軽減できるのです。(フリータイプも同様の構造です。)

つまり、遮音性に優れた「浮床工法」に防振と安定性をプラスした、いわば「防振浮床工法」とも言えます。

さらに、ユニットタイプはオプションで階下への遮音性能を向上させる高剛性床パネルの設置、フリータイプは厚床仕様へと変更することが可能です。

【トラブルが起きる前に】

階下への音漏れは自分で確認することが難しいため、気が付くと騒音を出してしまっているかもしれません。また、一度トラブルになると対策をしても不安は残りますし、注意深く聞かれてしまっているかもしれません。

トラブルが起きる前に、防音対策を。

宮地楽器 防音リフォーム事業部では、お客様のお悩みを細部までヒヤリングし、最適なご提案をいたします。また、現地の下見や採寸、図面の制作まで行い、ご相談から設置、その後のフォローまで行っております。

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