打楽器は音の空気伝播と振動による固体伝播が大きいので、
防音が特に難しいジャンルと言えます。
それぞれの特徴を踏まえ、ドラム、ティンパニ、マリンバの防音のポイントをご紹介します。
ドラム
ドラムは瞬間的に大きな音が出るので非常に防音しにくく、楽器からの振動も床や壁、天井を伝わって広がってしまいます。
ドラム練習室には遮音と防振を組み合わせることが大切です。
また、防音室内で音が反響すると耳障りになるので、ドラムなどの打楽器は特に吸音をして、なるべく音が響かないようにすることが必要です。
その他、ゴムマットを敷いて演奏中に楽器が動かないようにする、エアコンの配管からの音漏れにも注意をしたり、ドラム室の防音の場合には細かな配慮が必要となります。
音響パワーレベル
音域
ティンパニ
クラシック音楽の打楽器の代表格であるティンパ二は、ドラムと同様防音が難しい楽器の1つです。
音量や振動を抑えながらドラムの防音室のように全面的に吸音するのではなく、多少音を響かせるような防音室内の音場(音の響き)が求められます。
音響パワーレベル
音域
マリンバ
マリンバの特徴は音域が打楽器の中では最も広く、低い音が大きく出ます。そのため防音対策には、ドラムやティンパニに匹敵する防音性能が必要となります。
また、マリンバを演奏するには広い防音室が必要となります。最も大きい5オクターブのマリンバでは、防音室の中の広さが5畳以上あると安心です。
音響パワーレベル
音域
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