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管楽器は音域の広さや楽器ごとに音の大きさの違いが大きいため、
楽器によっては防音が難しい場合があります。
それぞれの楽器の特徴から防音対策について考えます。
フルート
フルートは音域が高く音量も強くないので、比較的防音がしやすい楽器です。
基本的に立奏なので、広さ的には0.5~0.8畳のコンパクトな防音室でも演奏が可能ですが、譜面台やイスを置きたい場合などは一回り広めの防音室がいいかもしれません。また、壁の一部に吸音・防音パネルを置いたり窓にインナーサッシを設置することなど部分防音でもある程度の対策が取れるので、希望の遮音効果や予算によって対策を考えていくのがおすすめです。
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音響パワーレベル
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音域
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クラリネット
クラリネットは音域がほぼ中音域なのでフルート同様防音はしやすい楽器です。
音量が多少あり響きやすいので、演奏する環境に合わせた遮音性能や防音製品を検討してみてください。
縦笛スタイルで演奏するので、広さは0.5畳あれば練習スペースは確保できます。演奏時に譜面台などが必要な場合は余裕のある少し広めの大きさを選ぶ必要があるかもしれません。
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音響パワーレベル
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音域
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サックス(サキソフォン)
サックス(サキソフォン)の場合、アルトサックスやソプラノサックスのような中音・高音の方のサックスと、テナーサックスやバリトンサックスのような中音・低音の方のサックスでは、必要な防音の性能がかなり異なります。
テナーサックスやバリトンサックスは低音域で音の大きさが非常に大きいので、音が壁をすり抜ける傾向が強くなります。
アルトサックスやソプラノサックスも音は大きいのですが中高音の音域なので音が壁に反射する傾向が大きくなり、テナーやバリトンに比べ音は外に抜けにくくなります。
つまり、テナーサックスやバリトンサックスでは遮音性能の高い防音室が必要ですが、アルトサックスやソプラノサックスは標準的な遮音性能の防音室で対処できるケースが多くあります。
さらに、遮音に関しては防音室内の広さも重要なポイントになります。
サックスは1畳以下の広さでも練習はできますが、狭い防音室では音の出るベルと防音室の壁が近くなることから、防音室の壁の遮音性能が発揮できにくく音がすぐに反射して聴こえ反響音が強く感じることがあります。
しっかりとした遮音効果を確保するために空気層を作るための余裕のある広さの防音室にしたり、防音室内に音場パネルや吸音パネルを設置するのがおすすめです。
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音響パワーレベル
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音域
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トランペット
音域的には中音域で遮音しやすいトランペットですが、音量があるのでどの程度音漏れを軽減したいかによって遮音性能を目安にする必要があります。
またトランペットやトロンボーンなどベル(音の出口)の大きい楽器は、吹く向きによって音の大きさが大きく違ってきます。例えばベルの正面と横では約10dB近く音の大きさに違いがあります。
防音室の中で練習している状態でさらに音を配慮したい場合には、配慮したい方向と逆の方向にベルを向けて練習すると、より防音の効果が上がります。
サックスと同じように狭い空間では音が響きすぎる場合があるので、広めの防音室か室内の吸音対策も合わせるとより快適な練習環境が作れます。
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音響パワーレベル
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音域
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トロンボーン
トロンボーンの練習・演奏には楽器の仕様上、「D」の音でスライドをいっぱいに伸ばしたときの広さとして2m以上のスペースが必要とされます。
そのため、防音室内の対角線上にスライドを出すようにしても部屋の広さが2畳以上の防音室が必要となります。
音域としては中低音なので音が止まりにくい性質があります。音量が出ることも想定して遮音性能を検討してみてもいいかもしれません。
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音響パワーレベル
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音域
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