宮地楽器の「ピアノの調律」とは
「ピアノは生き物」とよく言われます。
湿度や温度の影響を敏感に受ける木材や羊毛などの天然素材が多数使用されており、さらにピアノの弦には常に20トンもの力が加わっているため、放っておくと弦が緩んでしまい、どんどん音が狂っていくからです。
「調律」は大切なピアノを少しでも長く使うための、いわば「健康診断」。
使用頻度や環境にもよりますが、大切に扱えば100年使うことも夢ではありません。
そして、調律というと音の狂いを直す作業だけをイメージされがちですが、本来の調律は、美しいハーモニーを保つための「調律」、心地よいタッチを保つための「整調」、美しい音色を蘇らせるための「整音」の3つの作業で成り立っています。
「ハーモニー」「タッチ」「音色」の3つの要素すべてを調整してこそ、ピアノは本来の音を奏でます。
音律（音の高さ）を創るだけではなく、タッチ感、音の響き、伸び、輝き、輪郭を同時に創り、ピアノを弾かれる方の嗜好に合わせて、弾き心地、聴き心地を総合的に整える。
それが宮地楽器ピアノ技術部の考える「ピアノの調律」なのです。
宮地楽器の調律技術者は、末永くいい音でピアノを演奏していただくために、確かな技術で調律を実施しています。
お客様のピアノ1台1台にカルテを作成し、ピアノの健康状態を常に把握。古いピアノ等のパーツも管理しており、アフターサービスも万全で調律させていただきますので、「ピアノの音がおかしい」「ピアノの調子が悪い」など気になる点が ありましたら、お気軽にご相談ください。
音楽やピアノを楽しまれる方やピアノの指導をされる方のより良きパートナーとして、ピアノ調律、修理サービスのみならず、主に音楽、ピアノを通して、様々なお役に立てることを、願っています。
よりいい音をいつまでも・・・。お客様が、私たちがともに、感じ、求められるように。
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