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弦楽器修理 Q&A

弦楽器修理 Q&A 弦楽器の修理・調整・毛替え

演奏していて気になることや、日ごろのお手入れ方法などについて、
よくあるご質問に職人がお答えします。

担当職人 鈴木

担当職人 鈴木

Q
ヴァイオリンを磨くのに自分で市販のポリッシュを使っても大丈夫ですか?
A
あまりおすすめ出来ません。楽器によってはふさわしくないポリッシュもあります。
成分が表示されていないものもあるので、楽器のクリーニングは職人におまかせください。
Q
ペグ(糸巻)の調子が悪いのですが・・・。
A
温度や湿度、楽器自身の問題、弦の巻き方など楽器によって色々な理由が考えられます。 一般の方が市販のメンテナンス用品を使い、手を加えることにより症状が悪化することもありますし、職人により簡単に解決する場合もあります。お使いの楽器に合ったアドバイスをさせて頂きますので、ぜひご相談ください。
Q
湿度管理はどのようにしたら良いでしょうか?
A
温度、湿度の影響を受けにくい、厚めのしっかりとしたケースに保管することをおすすめします。
また、室内を人が快適に過ごせる状態(温度:20℃前後、湿度:50%前後)に保つと良いでしょう。
弦楽器は湿度に敏感で、特に乾燥しすぎた環境には気をつけなければいけません。楽器ケース内に入れるとある程度湿度を管理してくれる商品も出ていますので、使用されてみても良いと思います。
Q
弦や弓の毛は切れなくても交換するって本当ですか?
A
本当です。
交換せず使い続けていると、音色に影響がでたり、弾きにくくなったりします。
演奏の上達のためにも、半年に一度はこれらを交換することをおすすめします。
Q
弾いている時に弓の毛が1本切れてしまいました。このまま弾いても大丈夫ですか?
A
少量(5、6本)ならよいと思いますが、毛が切れた(抜けた)原因が気になります。
様々な原因が考えられますので、早めにご相談ください。また、切れてしまった毛を取り除く場合は、引き抜かずに根本で切るようにしてください。引き抜くとその周りの毛も抜けやすくなります。
Q
毛替えをしたら音が出なくなってしまいました。
A
弓の毛は、松脂を塗ることで初めて音を出すことができるようになります。
毛替えをしたばかりの弓毛には松脂が付いていないので、毛替え直後は、いつもよりたくさん松脂を塗ってください。
松脂を塗って弾いてみて、音がでるか確かめながら塗る量を調節するのがよいかもしれません。
Q
魂柱が倒れてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
A
ペグ(糸巻)を回して、4本の弦をゆるめてください。魂柱がきちんと立っていない状態で弦の張力による力が加わると、楽器が大変危険です。一般の方が魂柱をきちんと立てるのはとても難しいので、職人にお任せください。
Q
駒が倒れてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
A
倒れた駒を立てるだけでしたら簡単なように思えますが、実はいくつかチェックすべきポイントがあります。そこをきちんと合わせないと、音色や弾きやすさに影響がでます。 こちらも、職人にお任せいただいたほうが良い内容です。