宮地楽器

総合窓口

  1. 宮地楽器
  2. 小金井店ショールーム
  3. リコーダー
  4. 宮地楽器オリジナルリコーダー
  5. 2021年 オリジナル リコーダー
中川 つよし講師監修
宮地楽器オリジナル
リコーダー 2021
2021年 オリジナル リコーダー 2021年 オリジナル リコーダー

新型コロナウイルスの影響により、 2020年は宮地楽器オリジナルリコーダーも新機種の製作が叶いませんでしたが、 2021年、念願の新モデルを発売することができました。2021年はリコーダー奏者フランス・ブリュッヘンが晩年に愛したステンベルゲンモデルを製作致しました。宮地楽器オリジナルモデルの得意分野であるバロックピッチの楽器です。ぜひお試しください。

アルトリコーダー
MSRA-2185(A=415Hz) ステンベルゲンモデル

187,000円(税込)

アルトリコーダー MSRA-2185(A=415Hz)
ピッチ A=415Hz
モデル ステンベルゲンモデル
材質・
仕上げ
御蔵島黄楊/ステイン仕上げ
その他 サムホールリング付き

アルトリコーダー
MSRA-2185D(A=415Hz) ステンベルゲンモデル 人工象牙装飾付き

239,800円(税込)

アルトリコーダー MSRA-2185(A=415Hz)
ピッチ A=415Hz
モデル ステンベルゲンモデル
材質・
仕上げ
御蔵島黄楊/ステイン仕上げ
その他 サムホールリング付き ステンベルゲンのオリジナルの通りのデザインを再現した、人工象牙装飾付きモデル。よりリアルな外観はもちろん、くっきりと通り抜けるような音色をお楽しみ頂けます。

ステンベルゲンとは

2021年のモデルについて、
製作担当の徳永さんに
話を聞いてみました

徳永 隆二氏 徳永 隆二氏
リコーダー製作家 徳永 隆二

株式会社鈴木楽器製作所にて30年にわたりリコーダーの設計、製作を担当する。
2017年、浜松に「リコーダー工房 Tokuryudo」を開設。日々製作意欲を燃やす、日本を代表するリコーダー製作家である。過去の宮地楽器オリジナルシリーズは、すべて彼の手によるものである。

ステンベルゲンはアムステルダムのリコーダー製作家です。
(Jan Steenbergen 1676年-1752年)

私がまだ若い頃、フランス・ブリュッヘン所蔵リコーダー図録が全音楽譜出版社から発売されました。既にリコーダーに大きな関心を持っていた私は、躊躇なくその図録を購入しました。ワクワクしながら図面を見たり、オリジナルのリコーダーの白黒写真を見たり、さらにはそれらの楽器を使用しているレコードを買って聴いてみたりしたことを覚えています。 図録には、当時からリコーダー製作家として有名なBressan、Stanesby、Dennerといった名前があり、そしてその中にSteenbergenという名前がありました。その頃の私はその名前をあまりよく知らなかったのですが、私がとても気に入って聴いていたテレマンのトリオソナタ集やヴィヴァルディのコンチェルトにこのSteenbergenの楽器が使用されていることを知りました。以降、Steenbergenの名前は、ずっと私の頭から離れず、いつか作ってみたい、と思っていました。

そしてついに、ここ宮地楽器でSteenbergenの楽器を展示販売する機会を得ました。40年来の思いが実った、というのは少し大げさかもしれませんが、非常に嬉しく思います。 このリコーダー、作ってみた感想を述べますと、反応が良く、甘い音色で軽快に鳴る、そんな印象です。是非お手にとってご試奏頂ければと思います。

監修者のひとこと

リコーダー奏者、
宮地オリジナル・リコーダー監修
中川 つよし

新しい宮地オリジナルリコーダーの構想が固まったのが、2019年の夏、それからまる2年、3回の試作を経て、ステンベルゲン・モデルは完成しました。タンギングに対する軽快な反応、「風のような」スムーズな吹き心地、非常に甘く美しい音色。リコーダーの巨匠・ブリュッヘンが愛した名器の感覚を、ぜひお試しください。

中川 つよし 中川 つよし

宮地楽器
オリジナルリコーダー
ラインナップMiyaji Original Recorder LineUp

御蔵島黄楊ストーリー

宮地楽器オリジナルリコーダーの主軸原料である御蔵島黄楊(つげ)。
海外メーカーにはない日本ならではの御蔵島黄楊の魅力を、製作担当の徳永氏に解説してもらいました。